こんにちは、モノクロームで広報を担当している岡村です。 いつもnoteを読んでくださり、ありがとうございます。 モノクロームで働くメンバーの声をお届けする連載企画。この記事を通して、モノクロームのカルチャーやものづくりへの姿勢を感じていただけたら嬉しいです。 今回は、2024年に入社した、エネルギーチームの土屋さんをご紹介します!
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土屋智広です。太陽光発電システム導入に伴う、電気系統の設計および施工管理をしております。
私は高校で建築を学び、卒業後はゼネコンで商業施設を中心に現場監督としてキャリアをスタートしました。その後、より“現場のリアル”を知るために専門工事業、いわゆる職人としての道も経験しました。建設業の上からも中からも、この業界の本質に触れてきたと思っています。
転機は2011年の東日本大震災でした。サーフィンやSUPを愛する常に自然と密接に関わる私にとって、自然は「遊び場」であり「学び場」でもありなによりも「恩恵」。だからこそ、人間の活動によって海が汚染される海洋汚染や世界各地で頻発する異常気象、海面上昇のニュースを他人事にできなかったんです。この世界を、1ミリでも変えたいと思い、夜な夜なネットで太陽光発電の会社を探しだし、履歴書を送り、社長面接にこぎつけ、自らの手で電気工事未経験ながら新しいキャリアを開きました。
以来10年、国内外の太陽光発電所の建設にプロジェクトマネージャーとして携わり、直近5年はフィリピンへ渡航。現地法人の立ち上げや現地の技術員に工事指導を経験してきました。
今は主に住宅〜中規模案件の太陽光発電システムの提案サポート、設計、施工管理、機器発注や協力会社との連携を行っています。最近は公共施設案件も増え、部署横断で各種申請・見積作成も進めています。
例えば、太陽光発電システムの提案サポートとしては、セールスメンバーに対して、発電量の試算、配線設計、最適配置枚数の提案等を行います。これは発電効率を最適化するため重要な作業になります。実際の施工は、電気施工パートナーに協力いただいていますが、電気周りの施工管理者として、何かトラブルが発生した場合は現地に赴くこともあります。
横須賀市公共案件では、学校の屋上に太陽光パネルを施工するのですが、太陽光システムの設計から施工にかかわる全般を担当しています。
具体的には、施工パートナーと一緒に現場調査へ訪問し、学校の屋上のどこに設置できるかというのを測量し、机上の設計通りに太陽光パネル枚数が設置できるのか、配線ルートは確保できるのか、屋上へ資材を荷揚げする際に使用するクレーン車の設置スペースは十分に確保されているか、などこれらプロジェクトにかかわる全般を調査して図面化しています。その他にも、関係諸官庁宛の重要な書類はチームメンバーと協業しながら、提出準備中です。
公共工事なので、民間工事と比べてより厳格な定義や仕様が定められていたり、確認先のステークホルダーも多く、設備も通常住宅と異なり高圧電気設備であったり、難易度が高いですが、エネルギーの地産地消という壮大なビジョンに挑戦しているという意味でやりがいがあります。
いちばん印象的だったのは、白馬で1泊2日での現場調査です。世の中クリスマスムードの中、メンバーで長靴をはいてスコップで雪かきをしながらの行った現調で、こんな条件下でも前向きに取り組む姿勢を見て「このチームで一緒に働いてよかった」と感じられる時間でした。ちなみに白馬でも有数のゲレンデの目の前(リフト乗り場まで徒歩圏内)の宿に宿泊。一本も滑ることなく業務遂行し帰路へつきました(笑)。
太陽光パネル設置にあたり、現場調査を実施する際に直面した課題がありました。営業チームから受け取る新規案件情報や、施主の希望条件が、担当者によって微妙に異なっていて、情報がばらついてしまう。結果として、施工店への共有や、日程調整に思いのほか時間がかかり、コミュニケーションコストが膨らんでしまっていたんです。このままではいけない。そう感じたため、他部門と連携しながら、当社標準の現調依頼シートを開発しました。営業担当が入力すべき項目を明確にし、必要な情報が自動で整理され、クリックひとつで施工店に共有される仕組みを導入しました。
「情報が整えば、チームの力はもっと発揮できる。」そんな当たり前のようで見落としがちなことを、改めて実感しました。
今後もこうした“仕組み化”を通じて、属人化を防ぎ、誰が担当しても一定のクオリティが担保される体制を整えていきたいと思っています。学びを行動に変え、行動を文化に変えていけるよう、引き続き取り組んでいきます。
1つ目は「失敗=学び(Learning)」というカルチャー。怒られるのではなく、「ナイス・ラーニングだったね」と言ってもらえる環境があります。
2つ目は働き方。基本リモートでありながら、都内(都会)や横須賀(自然)の“おしゃれなカフェのようなオフィス”で定期的にオフラインMTGを実施。まさに、場所や時間にとらわれない新しい働き方です。
3つ目は建設業にテックをかけ合わせた業務設計。業務ツールを使い倒して建設業をデジタライズするチームには、業界の未来が詰まっています。
4つ目は製品へのこだわり。意匠性・UI/UX・直感的に使えるシンプルな設計を追求する妥協しない姿勢。「未来に残したい景色をつくる」というミッションですね。
最近は、南国生まれの妻を連れて野沢温泉スキーリゾートへ行きました。滑り倒して、温泉に(高温注意)浸かって、老舗旅館で郷土料理を堪能。まさに“昭和×大自然”にタイムスリップしたような旅でした(笑)
私は50歳で転職しました。正直、迷いもありましたが、環境にとことんこだわって選んだのがモノクロームです。 「どこで、誰と、どんな価値を生み出すか?」 その問いに向き合う日々は、自分の人生をより豊かにしてくれています。「再エネ」は一部の人だけのものじゃない。みんなの暮らしに溶け込む“当たり前”にしたい。そんな本気の挑戦に、いっしょに夢中になってくれる仲間を待っています。 ーー
ご興味のある方は、以下フォームより応募ください
電気施工管理:https://forms.gle/q7WNWR6uJ84z1CY68 電気工事士:https://forms.gle/6rbqcPZp1FHKeESi7
モノクロームは、創業者の梅田優祐が自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、その問題を解決するため、2021年7月に設立された会社です。 Instagram:@monochrome.so X(Twitter):@monochrome.so