ジャーナル詳細

それぞれの居場所がありながら、やわらかくつながる家。カルチャーあふれる若き夫婦のマイホーム

Roof-1施工事例

2026.5.18
施主インタビュー
Roof-1施工事例-施主インタビュー|それぞれの居場所がありながら、やわらかくつながる家。カルチャーあふれる若き夫婦のマイホーム

大きな金木犀の木の後ろに佇む、一軒の白い家。三重県・桑名駅から車で約30分、山あいの静かな住宅街の中にあるその家は、30代前半で理想のマイホームを実現した杉野夫婦の新居だ。取材で訪れたのは、まだ少し肌寒い3月中旬。家の横では枝垂れ梅が顔をのぞかせ、そっと春の訪れを告げていた。

三重・愛知でリノベーションや注文住宅を手がける工務店「雅匠」で働く正樹さんと、フルタイムで看護師をしながら焼き菓子店「cannelle」を運営する睦月さん、そして二人の子どもと二匹の猫が暮らしている。二人の長年の夢だったマイホームには、屋根と太陽光パネルが一体化した「Roof-1」や無風の全館空調「F-CON」などのテクノロジーが取り入れられ、内装やインテリアも細部までデザインへのこだわりが随所に光る。

やさしい光と焼き菓子の香りに包まれる家

家の中にお邪魔すると、まず広々としたキッチンとダイニングが目に入り、左手にはそこから一段下がったリビングスペースが広がる。柔らかな光と色彩に包まれた、ほっと落ち着く空間だ。

キッチンはアイランド型で、料理をしながらダイニングやリビングを見渡せるつくりになっている。「キッチンやダイニング、リビングのどこにいても、視線がすっと抜ける縦長のLDKにしました」と、設計に携わった正樹さんが説明する。

_MAV0072.jpg

このキッチンで料理やお菓子作りをするのが大好きだという睦月さん。実は、実家は明治創業の洋菓子店で、父が3代目という菓子職人の家系だ。「生まれた時からお菓子の工場がある家だったので、身の回りに洋菓子があるのが当たり前でした」。

看護学校進学を機に実家を離れてからも趣味としてお菓子作りを続け、職場への差し入れは「食べると頑張れる」と評判だった。子どもが生まれたことをきっかけに、素材にこだわった体に優しいおやつを作りたいと思い立ち、本格的にお菓子作りを始めたそうだ。それが周りからさらに評判を呼び、背中を押されるようにして焼き菓子店「cannelle」を始めたという。

今では名古屋市内の映画館に委託販売したり、マルシェに出店したりと活動の幅を広げており、将来的に店舗兼キッチンとして使えるよう、家の離れにはスペースも設けられている。

_MAV0149.jpg

テクノロジーに支えられた居心地のいい暮らし

リビングには、死角をさりげなく利用した本棚やレコードプレイヤーのスペースがすっきりと収まっており、LPCDDVD、漫画や本がぎっしりと詰まっている。窓の前にあるソファでその日の天気を感じながら横になって本を読んだり、壁に投影したプロジェクターで映画を観たりするのが、家族の定番の休日の過ごし方だ。

_MAV0074.jpg

リビング・キッチンから続く広い廊下の一角には、スタディースペースが設けられている。子どもたちの目線の高さに横長の窓があり、家の前に立つ金木犀を眺めることができる。

頭上の本棚には、正樹さんと睦月さんの趣味の本や雑誌がずらりと並び、そのなかには、正樹さんが作った写真集も。「カメラ好きの仲間が多いので、結婚式の前に、みんなでハイエースを1台借りて、三重県から自分の実家の福井県まで登っていく旅をしました。それを納めた写真集なんです」

_MAV0115.jpg

廊下のつきあたりには、夫婦の寝室がある。廊下から続く空間は段々とトーンが暗くなるよう設計されており、シックな色でまとめられた室内には天井照明はなく、間接照明が静かに灯る。

_MAV0128_HDR.jpg

この寝室をはじめ家の4箇所に設置されているのが、無風の全館空調「F-CON」のパネルだ。

自然環境の温度変化と同じ「輻射・放射」の原理を応用した輻射式冷暖房で、パネルと室外機を配管でつなぎ、

夏はヒートポンプで冷やした水、冬は温めたお湯を流すことで温度調節し、パネルから天井や壁を通して家全体の温度を調整する仕組みだ。

_MAV0087.jpg

24時間回すので、太陽光発電との相性もすごくいいですね。日中の太陽光で発電した電力を、こちらのF-CONで活用しているのですが、アプリで見ても、消費電力をしっかり太陽光でまかなえている感覚があります。家には猫が二匹いるので、いつも家の中が快適な温度であってほしいと思っていました。冬は太陽の下でポカポカと暖かく、夏は鍾乳洞に入ったときのようにひんやりとした心地よさがあります」と正樹さん。

一見それが冷暖房とは気づかないようなスタイリッシュなデザインも、採用の決め手のひとつ。テクノロジーを取り入れるうえで、デザイン性は正樹さんにとって外せない要素だったそうだ。

Roof-1に出会えていなかったら、太陽光を諦めていた

屋根一体型太陽光パネル「Roof-1」の決め手も、そのデザイン性だったという。出会いは、インスタグラムだった。

_MAV0037.jpg

「最初から太陽光をつけたいと思っていたのですが、やっぱりどうしても見た目が気になっていて。気に入るものがなくて、つけない選択も考えていたのですが、そんなときにインスタグラムでRoof-1を見つけて。『何だこのスタイリッシュな太陽光の屋根は!』と思いましたね」。その後モノクロームのオフィスを訪れて実物を確かめ、採用に至った。

実際に暮らし始めてから気づいた変化は、アプリで発電量や消費量をいつでも確認できるため、毎朝チェックするのが自然と日課になったこと。数字が目に見えることで、電気の使い方を考えるようにもなったという。

24時間稼働しているシステムに蓄電池を加えれば、災害時にもより強い備えになる。そんな拡張性も、暮らしの安心感につながっているそうだ。

独りじゃない、一人の居場所

睦月さんは、内装やインテリアに関して絶対的な信頼を正樹さんに寄せていたと振り返る。「付き合い始めた頃から、好みや感覚がすっごく合うんですよ。絶対的な知識とセンスがあるし、頼りにしかしていないので、あえて任せました。そしたら案の定、完璧な仕上がりで、大好きな家です」

もともと出かけることが好きだった睦月さんに、この家は小さな変化をもたらした。「買い物に行っていても、早く帰りたいって思うようになりました。この家に住んでから、家が大好きになりましたね」。心地よい温度と木の温もりに包まれた空間は、外の疲れを引き受けてくれる場所になっているようだ。

_MAV0143.jpg

山あいの静かな住宅街で、家族の暮らしは地域にも少しずつ根を張り始めている。「ご近所の方がすごくいい人が多くて、お野菜やお米をくれたりして。お返しにお菓子を配ると、『もらうためにあげてるんじゃないよ』と言われちゃいました」と、笑いながら睦月さんは話す。

「みんなで過ごすのが好きなんですけど、やっぱりそれぞれのプライベートも大事にしたくて。『独りじゃない、一人の居場所』がたくさんある家にしたかったんです」と、正樹さんは家のコンセプトを話す。

木の温もりや丸みのある内装、選び抜かれたインテリアの色彩が居心地の良さを生み出し、さらに太陽光発電やF-CONのテクノロジーが家のどこにいても快適な温度を保つことで、思い思いの居場所が自然と生まれている。「どこにいても居場所がある空間を、設計のときからイメージしていましたが、実際にそうなって嬉しいです」と、正樹さんは目を細めた。

【施主インタビュー】太陽光パネルを諦めかけた30代夫婦が選んだ屋根一体型Roof–1|デザインも省エネも叶えた家|Monochrome

奥様の睦月さんのInstagramもぜひ https://www.instagram.com/cannelle_2023_

その他の記事を読む

Roof–1導入事例:施主インタビュー:八ヶ岳南麓に、ひとつの小さな家が佇む。 —— 建築家がつくった、風景のための実験住宅
施主インタビュー
建築家がつくった、風景のための実験住宅
手仕事の記憶を宿す、銅板屋根の家【Roof–1リフォーム事例インタビュー】
施主インタビュー
屋根一体型太陽光パネルRoof-1を施工した銅板屋根の和風建築のリノベーション事例
AWAJI EARTH MUSEUM
施主インタビュー
螺旋状の太陽光発電する屋根がある、淡路島のサステナブル拠点

お問い合わせ

モノクローム製品の購入をご検討の方は
こちらからお問い合わせください。

相談する

資料請求

モノクロームの製品資料をご覧になりたい方は
製品資料一覧よりご確認ください。

資料ダウンロード