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発電機もバッテリー運搬もいらない暮らしへ。

オフグリッドの山小屋が選んだ屋根一体型太陽光パネル

2026.6.29
施主インタビュー
発電機もバッテリー運搬もいらない暮らしへ。 オフグリッドの山小屋が選んだ屋根一体型太陽光パネル

電気もガスも水道も通っていない場所で、電力をどう確保するか。乗鞍岳の中腹、標高2,100mに建つ冷泉小屋は、その課題に向き合ってきた山小屋です。オーナーの村田淳一さん・実樹さんご夫妻が選んだのが、屋根一体型太陽光パネルRoof–1でした。

電源のない土地で電気をまかないたい、積雪地で太陽光発電を諦めた。そんな方に向けて、冷泉小屋がどのように電力を自給するに至ったのかを取材しました。

本記事は20239月に公開した取材記事を、Roof–1導入の検討に役立つ視点で再構成したものです。

電気の通らない場所で、どう電力を確保するか

冷泉小屋は、電気・ガス・水道のいずれも通っていない、完全オフグリッドの環境にあります。山小屋を再生するにあたって最も苦労したのが、この電力をどう確保するかという問題でした。

Roof–1を導入する前は、ポータブル電源で電力をまかなっていました。1日に2回、車で20分ほどかけて山の麓まで下り、数十kgあるポータブル電源を3台、充電して運び上げる。その繰り返しだったといいます。

発電機という選択肢もありましたが、村田さんはそれを避けたいと考えていました。

「発電機は使いたくなかったのですが、実際は車で運転して充電しに2往復している間は、結局はガソリンを使っているから全然エコじゃない。そういった後ろめたさから解放されたいって思っていました。」

積雪地で架台式を諦め、架台不要のRoof–1

電力源として太陽光発電そのものは、早くから検討していたといいます。ただ、ひとつ大きな壁がありました。

冬になると一帯はスキーリゾートになるほどの積雪地です。従来の架台式の太陽光パネルは、屋根の上に架台を組んでパネルを載せるため、その構造が積雪に耐えられず、導入を断念していました。

そこで採用したのが、屋根一体型太陽光パネルのRoof–1でした。Roof–1は屋根と太陽光モジュールが一体になっていて、架台を必要としません。架台がないぶん積雪に強く、雪深い立地でも設置できたといいます。

(補足)Roof–1は最大積雪量460cmまで対応しています。架台式は雪の重みに架台が耐えられないことがありますが、屋根一体型のRoof–1にはその弱点がありません。

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屋根で電力をまかなう暮らしへ

Roof–1の導入で、冷泉小屋は14.9kWの太陽光発電ができるようになりました。日中の電力をまかなうのはもちろん、蓄電池を組み合わせることで、夜間の電力にも余裕が生まれました。

山の斜面に建つ冷泉小屋は日当たりがよく、発電量は十分。18時に日が落ちてから翌朝5時まで使っても、蓄電池の容量の2割ほどしか減っていなかったといいます。

村田さんも、導入前は半信半疑だったそうです。

「正直半信半疑だったんですよ。やっぱりまだ麓までバッテリーを充電しないといけないんじゃないか、って。でもこれ、ある意味使いたい放題ってくらい、十分すぎるくらい発電できている。」

麓まで充電に通う必要はなくなり、重いポータブル電源を運ぶ作業もなくなりました。日々の電力をめぐる不安からも解放されたといいます。

実樹さんは、暮らしの変化をこう話します。

「これまでは、電子レンジを使うたびにコンセントを抜いて、お客様の電気の消し忘れがないかトイレまで見回って、毎晩翌朝まで電気が持つか不安でした。お客様にドライヤーを使いたいと言われても、心配しかなかった。それが今は『どうぞどうぞ』と言えるようになりました。」

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自然のなかで、テクノロジーと共存する

電力を自給できるようになったことで、冷泉小屋は完全オフグリッドという目標に一歩近づきました。

「ようやく自分たちが考えている完全オフグリッドの目標に向かって、少し進んだなと思います。電気のことは大きく進みました。」

電力に加えて、冷泉小屋では衛星から直接インターネットにつなぐStarlinkも導入しています。電気もガスも水道も通っていない山の上で、太陽光発電による電力と高速通信が両立している。自然のただなかで、必要なテクノロジーを取り入れながら暮らしと営みを成り立たせています。

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本記事は、20239月に公開した取材記事をもとに、Roof–1導入の検討に役立つ視点で再構成したものです。

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