ジャーナル詳細

環境配慮は、合理的な選択だった。

富士山麓の複合施設が再エネ100%運営にたどり着くまで

2026.6.29
施主インタビュー
環境配慮は、合理的な選択だった。 富士山麓の複合施設が再エネ100%運営にたどり着くまで

富士山を望む山中湖に、カフェと量り売りの店を中心とした複合施設Yamanaka Terraceがあります。この施設は、太陽光発電と井戸水を使い、再生可能エネルギー100%で運営されています。運営するのは、東京から山梨に移住して会社「愉快な暮らし」を起こした盛田浩市さんです。

環境に配慮した施設運営は、特別な理念から始めたわけではないと盛田さんは言います。環境や景観に配慮した施設をつくりたいと考える事業者に向けて、その判断の道筋を取材しました。

本記事は20245月に公開した取材記事を、Roof–1導入の検討に役立つ視点で再構成したものです。

「合理的に考えると、再エネにたどり着く」

Yamanaka Terraceは、施設で使う電力を太陽光発電でまかない、水は井戸水を使い、生ごみはコンポストにするなど、再生可能エネルギー100%で運営されています。こうした運営を、盛田さんは理念が先にあったからではなく、合理的に考えた結果だと話します。

「今は本当に環境のことを考えてます。オペレーションをする観点でその選択をしていったら、太陽光発電だったし、水道が通っていないので井戸水をつかって、生ごみはコンポストにして。ゆくゆくはここに畑を作ろうとしています。都心から見るとかっこよく映っちゃうんですけど、一番合理的に考えると、それにたどり着く。SDGsなどの言葉が使われるようになりましたが、実は昔の人たちの取り組みがブラッシュアップされてきたっていうだけだと思いますけどね。」

建築に溶け込む屋根で、電力を自家発電する

再エネ100%運営の電力を支えているのが、屋根一体型太陽光パネルのRoof–1です。

カフェ棟は、JIA新人賞や住宅建築賞金賞などを受賞した建築家・中川エリカ氏の設計によるものです。その屋根として設置されているのがRoof–1で、日中に施設で使う電力を太陽光で自家発電しています。

Roof–1は屋根そのものが太陽光パネルになっているため、架台式のように後から屋根の上に載せる必要がありません。一見すると板金屋根にしか見えず、建築のデザインを損なわずに発電する屋根として成立します。設計にこだわった施設でも、意匠を妨げずに再エネを取り入れられます。

ymk-re-1.png

環境配慮を「自分ごと」にする場づくり

Yamanaka Terraceは、訪れる人が環境配慮を自分のこととして感じられる場になることも目指しています。

店内では、オーガニックのドライフルーツやナッツを好きな量だけ量って購入できます。個包装やラッピングを減らし、使い捨ての資源をできるだけ出さない仕組みです。マイマグを持参すると割引になるなど、来訪者が自然と参加できる工夫もあります。

その背景には、井戸水を使う施設ならではの考え方があります。

「井戸水を使ってるということは、自分たちの敷地内で排出したものを何十年後かに使うことになるんです。自分たちにはね返ってくるとみんな考え始めるんですよね。自分ごとになるとやっぱり行動に起こすんで、自分ごとにできるような、環境面での取り組みだったりとか実験みたいなことをできる場にしたいなと思ってます。」

どんな施設にしていきたいか

盛田さんがYamanaka Terraceで目指しているのは、訪れる人と一緒につくっていく場所です。

「ここに訪れる人たちと一緒にこの場所を面白くしていきたい、僕はそういう場、ハコを提供したいと思っています。」

音楽イベントやフードイベントの企画、会員制キャンプ場の準備など、施設は今も広がり続けています。最終的には、世界中の人が訪れるビレッジのような場所にしたいといいます。その大きな構想のなかで、再エネ100%の運営や資源を無駄にしない仕組みは、施設を無理なく続けていくための土台になっています。

施設へのRoof–1導入を検討されている方へ

施設や店舗で、デザインを損なわずに太陽光発電を取り入れたい。

そうした施設づくりについて、立地や建築の条件に合わせてご相談いただけます。

あわせて読みたい

どんな屋根にも、Roof–1

屋根一体型太陽光パネルRoof–1が対応する、代表的な屋根形状を紹介しています。

八ヶ岳南麓に、ひとつの小さな家が佇む。

建築家が設計した実験住宅に、風景に溶け込む屋根としてRoof–1を採用した事例です。

発電機もバッテリー運搬もいらない暮らしへ。

電気の通らない乗鞍の山小屋が、屋根一体型太陽光パネルで電力自給を実現した事例です。

本記事は、20245月に公開した取材記事をもとに、Roof–1導入の検討に役立つ視点で再構成したものです。

その他の記事を読む

海の近くに住みたい。だから、屋根と一体の太陽光パネルを選んだ。
施主インタビュー
塩害地域の海沿いに第二の住まいを建てた、医師夫婦の選択
雪国の古民家を、葺き替えに合わせて発電する屋根に。
施主インタビュー
みなかみ移住者がRoof–1を選んだ理由
発電機もバッテリー運搬もいらない暮らしへ。 オフグリッドの山小屋が選んだ屋根一体型太陽光パネル
施主インタビュー
オフグリッドの山小屋が選んだ屋根一体型太陽光パネル

お問い合わせ

モノクローム製品の購入をご検討の方は
こちらからお問い合わせください。

相談する

資料請求

モノクロームの製品資料をご覧になりたい方は
製品資料一覧よりご確認ください。

資料ダウンロード