
意匠性の高い屋根に、太陽光パネルは載せられない。そう思っていませんか。
架台式の太陽光パネルなら、その心配はもっともです。屋根の上に金属フレームが並ぶ姿は、丁寧に設計した屋根の印象を大きく変えてしまいます。
では屋根一体型ならどうでしょうか。
見た目の問題は解決しても、寄棟や曲面、異素材が混在する複雑な屋根には対応できないのでは。その答えは、Roof–1の載せ方にあります。
Roof–1は、太陽光モジュールが一体化した金属屋根材(ガルバリウム鋼板)です。
施工では、「モジュール付きの屋根材」と「発電しない屋根材(加工可能な屋根材)」を組み合わせて使います。両者は色味を揃えて製造されているため、外から見ると発電しているパネルとそうでない部分の区別がつきません。結果として「屋根にしか見えない太陽光パネル」が実現します。
太陽光モジュール自体は裁断できませんが、発電しない屋根材は加工できます。切り欠きや寸法調整が必要な箇所には発電しない屋根材を充て、発電できる面積を最大化しながら屋根としての納まりを整えます。
どんな形状の屋根であっても、発電量と見た目を同時にコントロールしながら設計できるのはそのためです。
これから紹介する4つの案件は、こだわりの屋根形状のまま、Roof–1を導入した事例です。

栃木県さくら市。駅と郵便局が一体となった新しい施設。 寄棟屋根が複数の面で構成されており、各面の向きと面積が異なる、どう切り取っても非対称の屋根です。


大きな2面に130枚を設置。屋根全体の意匠を崩すことなく、直線でありながらダイナミックな動きを感じる仕上がりになっています。約14kWの発電量を確保しました。

静岡県西伊豆町。海沿いに立つラグジュアリーホテル。寄棟をベースに複数の屋根面が組み合わさった複雑な形状を持ちます。

オフグリッドの宿泊施設として十分な発電量を確保するため、立地を活かし、東、南2面、北東、南西の合計5つの面にRoof–1を配置。寄棟の持つ佇まいをそのままに、約23kWの発電量を確保しました。

石川県珠洲市。震災の爪痕がまだ残るこの地に、地域コミュニティの拠点として建てられた施設。伝統的建材の黒瓦の屋根の一部にRoof–1を組み合わせた、異素材が共存する屋根構成です。

釉薬を両面にかけ高温で焼き締めた能登瓦は、独特の艶と黒を持つ希少な建材。その黒とRoof–1(black)の黒が、屋根の上で自然に調和しています。
能登伝統の黒瓦を残したい、災害に備えた発電も確保したい。その要望に応えられたのは、Roof–1(black)もまた黒い屋根材だったからです。かつて珠洲が産地として名を馳せた能登瓦は、今や製造する窯元がなくなった希少な建材。その黒と、Roof–1(black)の黒が自然に調和し、伝統と発電を両立した屋根が実現しました。
もう一度、能登の黒瓦を屋根へ。発電との両立を叶えた「狼煙のみんなの家」

兵庫県淡路市。震災の記憶を後世に伝えるための記念施設。S字型の曲面が印象的な屋根は、3次元方向に湾曲した特殊な形状を持ち、設計の核となっています。

S字を描く曲面も、実際は直線的な屋根材の集積で成り立っています。その一部にRoof–1を組み込むことで、架台式では実現できない太陽光発電が可能になりました。
「複雑な屋根だから太陽光は難しい」と諦める前に、一度相談してください。屋根の形状を見ながら、一緒に可能性を考えます。」
プロフィール
新卒より太陽光モジュールメーカーに入社。ハウスメーカーや工務店への太陽光搭載比率を高めるべく、設計・施工担当者への提案活動に長年携わる。その後、太陽光工事店での経験を経てモノクロームに参画。現在はセールスとして、建築家の意匠を最大限に引き立てながら電気の自給自足を目指すライフスタイルの実現を支援している。複雑な屋根形状への対応を得意とし、モノクロームを代表する案件を多く担当。設計の早い段階からの協働を大切にしている。
意匠性の高い屋根に、太陽光発電を実現する。それができるのは、こうした案件を積み重ねてきたからです。建築家のこだわりとデザイン性に応えながら、最大限の発電ポテンシャルを引き出す。4つの案件をすべて手がけた担当Salesのながおかが、設計の早い段階からご一緒します。

Q. 寄棟や曲面など、複雑な形状の屋根にも対応できますか。 A. 対応できます。Roof–1は「モジュール付きの屋根材」と「発電しない屋根材」を組み合わせて施工します。発電しない屋根材は現場で加工できるため、切り欠きや寸法調整が必要な複雑な形状にも対応可能です。意匠性と太陽光発電の両立を検討されている方は、お気軽にご相談ください。
Q. 架台式の太陽光パネルと何が違いますか。 A. 架台式は屋根の上に金属フレームで固定するため、屋根から持ち上がった見た目になります。Roof–1は屋根材そのものとして葺くため、架台やフレームがなく、屋根にしか見えない仕上がりになります。詳しくはRoof–1とはをご覧ください。
Q. 設計のどの段階から相談できますか。 A. 早ければ早いほど、発電量と意匠の両立を検討できる幅が広がります。屋根の形状が固まる前の段階からご相談いただくことをおすすめしています。